悟りに至るために必要な実践 :初めの一歩


 まず酒タバコはやめてください(特に酒をやめるのは絶対条件です)。次にテレビを棄ててください。漫画・小説の類も禁止です。棄ててください。仕事に必要な書籍は構いません。ケータイ・スマホの類は必要以外は触らないでください。ゲームなんてもっての外です。パソコンも必要以外触らないでください。次に規則正しい生活を心がけてください。常に身の回りをきれいにしてください。無駄なものは捨ててください。食事は肉類をひかえ目に(やめる必要はありません)野菜類を多めに常に腹八分目、あるいは六分目にする、あと五戒をググって戒律条項をなるべく守ってください(五戒は絶対条件です)。風俗は禁止です。そして日常生活でなるべく怒りを抑えて生活してください。怒らないで済むように工夫してください。感情にのめりこむことが無いようにしてください。やるべきことは先延ばししないですぐやる癖をつけてください。
つまり『わかっちゃいるけどやめられない』をやめるのが悟りの第一歩です。並行して仏教の勉強をしてください。出来ればアルボムッレ・スマサナーラ氏の著作(ブッダの実践心理学シリーズ)や法話を参考にしてください(日本の僧侶や学者の著作は役に立ちません。また特定宗派の教義を学ぶのは百害あって一利なしです)。また『スッタニパータ』『サンユッタニカーヤ』など初期経典の日本語訳を手に入れ読んでください(岩波文庫のやつで十分です。でも訳者は悟っていないので解釈を間違えている可能性があることを常に心に留めておいてください)
以上の実践を最低半年継続してみてください。ぼんやりと次に何をすればいいか見えてきます。悟れないまでもすばらしい人間になっています。もし分からなければ以上の実践を分かるまで継続してください。
仏教は議論ではなく実践を重んじます。悟りとは煩悩を滅ぼしていく事です。つまり、めんどくさいと思う心と戦ってください。それすら出来ない人に悟ることなど不可能です。ホント言うとここまでしなくても悟る人は悟れるんですが(やらないと悟っても第一段階か第二段階で頭打ちになってそれ以上レベルアップ出来ない)、せっかく悟りに興味を持たれたのだから試しに実践することをお勧めします。



以上の実践を継続していると、ある日かなり自分の心と社会での立ち位置が変化しているのに気づくはずです。怒りがマイナスでしかなく、全ての状況は自分の心の持ちようが作り出していたことが見えてきます。かなり状況コントロール力が付いてきます。そこまで来たら、次に『不傷害の心』を実践します。日常の心から怒りや悪意、他人に対する欲望を徹底的に取り除きます。誰も傷つけてはなりません。行い・言葉・心の全てから害することを取り除きます。これには自分も含まれます。自分も傷つけず、他人にも不愉快な思いをさせずに生活できるよう知恵を絞ってください。ちなみに僕も今この段階です。


また、大念処経を参照してヴィパッサナー実践に入っていってください。身随観・受随観・法随観・苦随観、不浄随観と雑念の排除、真理の思惟を実践します。一挙手一投足、吸う息吐く息に神経をいきわたらせる、それが人間のやるべきことであり人生の目的であると捉え実践します。ここまで来ると、仕事などにおいて時間に追われるように作業するのが極めて非効率的である事が分かってきます。常に自分のペースを守って作業を進めた方が結果が良い事が分かってきます。もちろん同僚の顰蹙も買いますが、ここまで来るとどうでもよくなります。結局意味のあることをしているのは、本当の意味で価値を創り出しているのは彼らではなく自分であるという認識があるので凡夫のおしゃべりに付き合っても仕方がないという諦めが生じます。向こうもそのうち分かります。こちらのフォローをした方が遥かに結果が良いのですから。また、自分の動きや心のありようが現実にどのような影響を与えるかの観察も法の随観になりますので、並行して行ってください。